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青春は切ないと言うけれど

私は長女で、下に妹がいる、二人姉妹です。
そのため親からいつも、「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」「お姉ちゃんなんだから、妹に譲ってあげなさい、我慢しなさい」と言われ、育てられてきました。
そのせいか、私は甘えられる年上の人にいつも惹かれていました。
反対に、どんなにカッコ良くても、どんなにお金持ちでも、年下の人には一切目を向けませんでしたし、アプローチを受けても、好きになることはありませんでした。
私が高校時代から、専門学時代までのおよそ五年間、ずっと付き合っていた彼がいました。
その彼は、アルバイト先で知り合った、二つ年上の先輩でした。
アルバイトは飲食店で、私はホール担当、彼はキッチン担当で、なかなか話す機会がありませんでしたが、彼の友達が仲を取り持ってくれて、無事お付き合いにまで発展することになりました。
デートと言えば、映画やカラオケにも行きましたが、一番多かったのは、パチンコでした。
彼のお父さんがパチンコ好きで、彼も一緒に行ったらハマり、更に私も一緒に行くようになって、ハマってしまいました。
二人で頑張って働いたアルバイト代は、いつも同じパチンコ屋さんにつぎ込んでは消えて行きました。
でも、その日に勝てばちょっとリッチな晩御飯を食べたり、お互いがとても楽しんでやっていたので、良かったと思います。
今にして思えば、あの頃が人生で一番パチンコをやっていた時かもしれません。
彼とは遠距離になり、別れてしまいましたが、今でもパチンコ屋さんの前を通ると、彼のことを思い出します。

私は中学、高校と私立の女子校に通っていました。学校が隣町だった為に中学時代からバスで通学する毎日でした。
そして、同じバスを利用する高校生男子に恋をしていました。ちなみに片想いでしかなかったのですが、中学生だった私は片想いで十分楽しんでいて、彼がバスに乗っているのを確認してキャーキャー言いながら毎日バスに乗るのが楽しみで仕方なかったのを覚えています。
彼が高校を卒業すると、当然彼はバスに乗らなくなるわけですが、特に悲しむ事もなく、次のターゲット探しに目を光らせました。卒業する者がいるのなら、入学する者もいるのでターゲット探しに苦労することはありませんでした。本当にモテルやり方とか知らなかったんだなあと思います。
今思えば、恋に恋するという言葉がピッタリだったと思います。
そんな恋に恋をしていた私が本格的に恋をしたのは中学3年生でした。バスで一つ歳上の高校生に一目惚れしたのです。
バスの中で眺めて楽しむだけでは物足りなくなり、バレンタインデーにチョコを渡す事を決心しました。決意を聞いた友人は愕然としていましたが、彼女は私がチョコを渡すのを遠くから見届ける約束をしてくれました。
別に両想いになりたいなんて大それた事は思っていなくて、ただ想いを伝えたかったのです。
バレンタインデーに私はバス停にいる彼に白昼堂々とチョコを渡しました。彼はびっくりした顔をしながらも笑顔でありがとうと言ってくれたのです。
彼のびっくりした顔と笑顔、それから物影から見守っていた友人が興奮のあまりに発した「いひひひゃー」という奇妙な声を私は一生忘れないと思いました。彼女も相当のお人好しで自分の事のように私を見守り続けてくれて感謝しています。
青春の思い出です。

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2013年10月28日 | コメントは受け付けていません。 |

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